場所:クロアチア ザグレブ
日時:2022年4月21~24日
WRCクロアチアラリーがついに開幕!! 波乱の幕開け!!
実車での林道テスト、コースの下見となる2日間のレッキ、そしてシェイクダウン(最終実車走行確認)を終えた福永選手。全日本で自身が使用されるFabia V5より新しいモデル、Rally2 Evoの感触も良く準備は万端と思われた。
だが、WRCは甘くはなかった。
全日本とは全く異なるコース形状、路面状態に加え、初日から雨という悪条件。クロアチアの雨は路面が氷上のように滑るとチームマネージャー。
視界も霧で覆われ、不安がよぎる。
そして開幕したSS1、視界不良の中、不安をかき消すかの様にコースを走る福永選手と斎田選手。残り数km、想定以上のコーナーを曲がり切れず、猛スピードで木に激突。
11G*という衝撃を受けた両選手、そしてFabia。
ギャラリーも駆けつけ事態は騒然とした。状況を知らされたチームは現場へ急行。メカニックも修復出来る可能性は10%と、誰もが諦めかけた。
しかし、チームは両選手の気持ちを受け止め、修復に取り掛かる。深夜2時、見事、Fabiaは復活を遂げた!!
2日目、最終日と、Fabiaと両選手は次第に息を合わせ、難なく残りのSSを完走した!!
一時は落ち込んだ福永選手も、ポディウムでの笑顔は輝いていた。
今回のWRCクロアチアで得た経験は全日本ラリーでも必ず活かせると福永選手。
残りの全日本ラリーでは新たな旋風を巻き起こしてくれるでしょう。
*11G: 地球の重力の11倍の加速度。アクロバット飛行は約5G程度。
福永選手・齊田選手を全力サポート中です!では、次戦、久万高原ラリー2022でお会いしましょう!
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