全日本ラリー選手権 第5戦 モントレー in 嬬恋 2017が6月9日~11日まで群馬県嬬恋村で開催された。例年、雨が多く『雨のモントレー』と言われるが、初日の午後に雨が降るも、その後は天候が回復した。
THREE FIVE MOTORSPORTの555☆OSAMU・F☆DLランサー(福永修/齊田美早子組)はDAY1終盤でエンジントラブルにより失速しクラス9位であった。
DAY1は早朝に雨が降るもスタート時には晴れ気持ちのいい青空の下ラリーが始まった。SS1を3位でスタートしたがタイヤのマッチングがうまくいかず苦戦し5位まで順位を落とすも、SS7で4位に浮上3位とも1.3秒差に縮めた。リモートサービス後のSS8は急激に天候が変化し、かなり強い雨と濃霧の中勝負に出たが、エンジントラブルが発生しスローダウンを余儀なくされてしまった。なんとかサービスまでたどり着くことができ土砂降りの中メカニック達が懸命に修復作業を行った。
DAY2は朝から青い空が見えラリー日和となった。エンジントラブルは完治できなかったがリタイアすることなくチーム一丸となって完走を目指した。しかし、マフラーから白煙をあげ、ボンネットからもオイルが噴き出し、フロントガラスはオイルまみれで走行を続けた。サービスではメカニックが応急処置を施してなんとか送り出し満身創痍の状態で完走することができた。
ラリー後に福永選手は『モントレーはドライビングのフィーリングが合いタイムの出るコースなので自身を持っていたのですが、トラブルが出て勝負できなかった。途中何度も諦めかけたが最後までリタイアすることなく走りきれたのは来年にも繋がると思います。この後、北海道のグラベルラリーが2戦続きますが、グラベル車両も戦闘力がアップするような改良を加えているのでしっかり完走して結果を残したいですね。皆さん応援よろしくお願いします。』と語ってくれた。