2019年モータースポーツ活動計画
三恵工業(株)は、同社のモータースポーツチームとなるTHREE FIVE MOTORSPORT(スリーファイブモータースポーツ)を立ち上げ、(株)オサムファクトリーと共に全日本ラリー選手権最高峰JN1クラスにフル参戦します。
当社社名の由来となる近江商人の『三方よし』の精神から、お客様に喜んで頂き、真の社員の幸せを願い、さらに地域社会に貢献できる企業を目標とし、自動車に携わるメーカーとしてよりよいクルマ社会を目指し、モータースポーツの振興並びにラリーの魅力を多くの方に知っていただくための各種活動を行います。また、本活動を通じてスリーファイブの認知向上を図っていきます。
参戦車両には当社パーツを使用しラリーという過酷な状況での耐久性、信頼性の確認、それら得られた情報を製品へフィードバックし更なる改良につなげます。
生年月日:1970年12月6日
生年月日:9月10日
全日本ラリー選手権はJAF(日本自動車連盟)が公認する国内最高峰のモータースポーツであり、年間10戦が設定され全国各地で開催されます。
ラリーはレースのようにサーキットを周回し競うのではなく、一般道(林道)を封鎖したSS(スペシャルステージ)というコースで、アスファルトなどの舗装路(ターマック)、砂利道などの未舗装路(グラベル)、雪道(スノー)とさまざまな路面を1台ずつ順番に走行しタイムを競います。
SSとSSの間はリエゾンと呼ばれ一般車両と同様に交通法規を遵守して次のSSへ向かいます。
そのためナンバープレートのある市販車をベースとした車両を使用し、排気量や駆動方式により6クラスが設定されています。
走行距離は1戦あたり15~20のSSが設定されSSとリエゾンを合わせると500km以上と長距離を2~3日間で走行します。
ドライバーとコ・ドライバーの二人が1台の車両に乗るのもラリーの特徴であり、コ・ドライバーがドライバーに行く先の道の路面状態を的確に伝え、ドライバーはその情報を基にクルマを操作していきます。そして限られた時間でクルマを修復、調整しなければ失格となるためメカニックにも高度な知識と経験が要求されます。ドライバー、コ・ドライバー、メカニック、誰一人欠けることはできずチーム全員が一丸となって臨むのがラリーです。
また、世界最高峰カテゴリーのFIA世界ラリー選手権(WRC)、ヨーロッパやアジアなど地域毎に開催されるFIA地域選手権となるヨーロッパラリー選手権(ERC)、アジア・パシフィックラリー選手権(APRC)、国内最高峰の全日本ラリー選手権(JRC)、その下の国内地方選手権に分類され、近年ではトヨタラリーチャレンジなど競技初心者でも安心して参加できるようなラリーが開催され、ラリーの裾野が広がっています。